下記のような症状があれば、クリック!ケアのヒントをご紹介しています。
年齢を重ねると「物忘れ」が多くなりますが、何かヒントやきっかけがあれば
思い出すことができます。しかし、認知症の初期の記憶障害では「新しいこと
ほど覚えていられず、経験したことをそっくりそのまま忘れて」しまいます。
進行するにつれて過去の記憶を忘れてしまいますが、体で覚えたこと
(趣味・乗り物の運転・料理など)はよく覚えているといわれています。
「記憶した出来事を再び思い出す」アプローチを行う
ケアのヒント
ご本人が安心して生活できるよう、ご本人を取り巻く環境を整えましょう
記憶障害は本人に自覚がないため、ご自身の記憶や言動が正しいと思っています。
現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握することが
できなくなる症状です。
まず、時間や季節感の感覚が薄れることから始まり、次第に場所の感覚が
薄れます。
記憶障害が進行するにつれて、周りの人と自分の関係が分からなくなります。
「現実認識を高める」アプローチを行う
ケアのヒント
状況を理解できるような環境を整え、不安を解消しましょう
自分を取り巻く状況が理解できないため、不安でいっぱいの状態です
物事を理解し、適切な判断ができなくなる症状です。
具体的には考えるスピードが遅くなったり、2つ以上のことが重なるとうまく処理できない、またちょっとした変化にも対応できず混乱することが多くなります。
ケアのヒント
残存能力を生かし、混乱しないケアを
ご本人のペースで、時間をかければ理解し実行することは可能です
計画的に物事を段取りすることが難しくなる症状です。
仕事や家事または排泄や入浴など、日常生活で当たり前のようにできていたことができなくなり日常生活に支障が生じます。
ケアのヒント
できないと決めつけず、できるようにサポートする
一連の行動の中で、できない部分を見極めサポートすることで最後まで実行することができます